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  • 7H4213 インテグリティー ー その名声は今でも続く

    (ホルスタイン・ワールド誌 2000年9月号)

    バンダイク ケイ インテグリティー パラダイス

     今年のデイリーエキスポでホルスタインのグランドチャンピオンと全乳牛品種チャンピオンの中のチャンピオン、 スペリア チャンピオンに輝いた"バンダイク ケイ インテグリティー パラダイス(4才級)"(写真)はインテグリティーの娘でした。 そこでこの人気の持続する種雄牛について、タイミングの良い記事がホルスタインワールドに掲載されましたので、ここにご紹介致します。

     ロブソム インテグリティーETは、ヤングサイアとして始めて世間に紹介されて以来、強い需要が継続している。彼の人気の主因は、 第一にそのペデグリーにあったが、需要者の満足度と高い受胎率とショウでの強さが、多くの酪農家を引き付けた。

     ロブソム インテグリティーは、10才にして堂々たる活躍を続けている。1995年7月にその精液は初めて販売開始され、1996年以降セレクトサイアーズで常にNo.1か2の販売本数を誇る種雄牛であり、 驚くことに2000年においてもトップの販売本数を記録する気配である。現在まで、81万本を販売しており、2001年には100万本の大台を突破することは確実である。

     では何故このブラックスターの息牛が最初からこれだけの人気を博したかは、そのペデグリーから容易に理解出来る。ヤングサイア時代のインテグリティーの人気は高く、 ファースト クロップの娘牛が500頭を超えた。彼の母でチーフマークの娘、ロブソム アイボリーマーク EX-94は、1991年の五才級オールアメリカンで、祖母はピートの娘でEX-92-4E、 曾祖母はEX-93-2Eであった。これら三代の雌牛は,全て乳器と四肢がエクセレントであった。彼に最も近い八代の母方雌牛は,全部金牌牛である。この内、七代の雌が生涯乳量10万キロ以上を記録し、 その中で5頭が17万キロ以上、2頭が22.8万キロ以上の記録を残している。

     彼の繁殖者、ロブソム牧場のオーナーは、最初のプルーフ以来、彼に絶対の自信を持ち、当牧場で最も多く使用した種雄牛3頭の中の1頭であった。現在、当牧場では30頭の娘牛を搾っており、 2頭はインテグリティーの娘牛中最高乳量を記録している。その記録は、53,240ポンドと49,860ポンドである。

     1995年までに、彼には6頭のエクセレントと2頭のVG-88の姉妹がいた。8頭の内、7頭の乳器はエクセレントであった。インスピレーションの娘、ロブソム ジェイド (EX-2E) は52,000ポンドの記録を持ち、彼女とエアロスターの娘、ロブソム ルビー エアロスターは、1994年、米国ホルスタイン協会発行のロケイターリストのトップを飾った。

     もう1頭のインスピレーションの娘ロブソム ルビーは、ミズリー州プレリホームのレンズウエイ ホルスタイン牧場へ売られ受精卵等の販売で、新しいオーナーに多くの収入をもたらしている。 ルビーにテスクを交配して生産された種雄牛、レンズウエイ テスク ルビトムは検定済みとなり人工授精に供されている(ルビトムは5月の成績で600頭のセカンドクロップが追加され、そのプルーフは、 +2219M、+57F、 +56P、+1.78体型、+2.19乳器、+0.80四肢であった)。

     インテグリティーは、最初のプルーフで100頭の娘牛がいて簡単に必要な反復率をクリアーし、TPIトップ100リストでいきなり10位にランクされた。彼のクレイタスの弟、ロブソム インフィニティーは、 同じリストで35位であった。

     セレクトサイアーズのサイア アナリスト、チャールズ ウイル氏は、"インテグリティーは、生乳生産者全てに魅力的な種雄牛と言えます。彼のペデグリーは、多くの人に魅力あるもので純粋種市場では特にそうでした。 最初は、体型志向の酪農家の間で人気が出、続いて能力と機能的体型の評価値が公表されると、搾り専門農家にも波及していったのです。"

     "現在の人気は、顧客の満足度によって続いています。搾ってみて気に入り、更に彼の種を使うと言った具合です。これはリトマス試験のようなものです。ある種雄牛が長期間市場に出回ると言うことは、 客の商品に対する満足度を示すもので、それが更にリピーターを作ることになります" とウイル氏は付け加えました。

    満足した顧客

     ニューヨーク州ウイーズポートのジーエムズ牧場の場合、この好例である。当初は、インテグリティーを多く使うことはなかったが、4頭の泌乳中の娘はVGで、そのうち双子の2頭はVG-88をもらった。4頭の牛の3頭は、 初産で30,000ポンド以上を記録している。当牧場では、インテグリティーを再び使い始めた。

     "私たちは、母親のアイボリーマークが好きで、インテグリティーを使ったのです。アイボリーマークは、我々が造りだそうと繁殖を続けている全てのものを備えていました。娘を搾っている今、再び彼を使い始めました。 こんなことは、めったに有りません。"とスティーブ ジーエンバは、説明しています。

     ユーター州オグデンで150頭の搾乳をしているハリー パパジョージは、インテグリティーのカウファミリーが気に入って、彼を使い始めた一人である。娘牛が分娩を始めると、再び彼を使った。 "今まで淘汰したものは一頭も有りません。彼女らは、乳器が素晴らしくて性質も穏和で扱いやすい。搾乳性も非常にいいです。能力的にも牛群の他の牛と同じくらい高いし一貫しています。欲を言えば成分率がもっと高いと申し分ないのですが、 一頭の種雄牛に何もかも望む訳にはいきませんから"とパパジョージ氏は指摘している。

     彼の雄大なデイリーフレームと高くて巾のある抜群の後乳房の付着に、ウイスコンシン州イグゾニアのクレセントミード牧場主、ウエンドーフ一家はすっかりこの雄に魅せられてしまった。78頭の搾乳牛群で4頭の娘を搾っているが、一頭エクセレント、 一頭VG-88で二頭がVG-87である。"一つだけ注意が必要なのは、乳房が時として逆傾斜になることです"とトッド ウエンドーフがコメントしている。

     ウエンドーフが指摘する受胎率の良さも大きなプラス要因で、インテグリティーの人気の持続と大いに関係しているのかも知れない。チャリー ウイルによれば、"インテグリティーの受胎率の良さには長い歴史が有ります。うちの授精師は受胎に問題のある牝には、すぐ彼を使っていました。"

     "ある牝を必ず受胎させる必要がある場合、三回目か四回目の種付けにはインテグリティーを使いました"コロラド州のピカートデイリーで600頭の牛群を管理しているジム ハナー氏は、言っている。ハナー氏は、約一年前からこの牧場で働いているが、一ヶ月に20本の割合でインテグリティーを使っている。 ハナー氏はこの牧場にくる前は、1,100頭の搾乳専門農場で、確実に受胎させる為インテグリティーを使った経験を持っている。"能力的には、不充分だったが線形形質の良さでは、沢山正しい遺伝力を伝達してくれました"とハナー氏。

    判で押した様なタイプ

     インテグリティーの典型的な娘の体型は、ウイル氏によれば"体高があり、シャープでアップヒル、強い背線、深く開帳充分で流れる様な肋、極めて高く幅広な後乳房の付着、素晴らしい乳器の形状、左右バランスの良い乳房に強くて良好な肢蹄"と言うことになる。

     この描写は、ショータイプの牛そのものであり、全国のショウで強さを発揮しているのも決して驚きではない。

     今年、1999年のジュニア3歳級のオールアメリカンに選ばれたヴァンダイク ケイ インテグリティー パラダイズは、インテグリティーの経歴に輝かしい一ページを加えただけでなく、その人気を更に高めるであろう。

     7月、インテグリティーは10才にして委員会からEX-95をもらった。これは彼の母がEX-94のオールアメリカン、祖母がEX-92とその上がEX-93を考えると、既においしいケーキに 又一つ味を加えるのに似ている。インテグリティーには、既にEX-93の娘が2頭いるが、その内の一頭は1999メイン州セールで$12,000(130万円)の値段がついた。

     メイン州ターナーのブリギーン牧場では、ブラックスターを使い損ねたので代わりにインテグリティーを使ったと、オーナーのメリー ブリッグ氏は言っている。"充分な強さを持った牛に使いました"とのこと。 今では、当牧場に1頭のEX-90と数頭のVGの娘がいる。1999の母系群のオールアメリカンを取ったのがインテグリティーの同父母姉妹で、1頭はEX-90、もう1頭VG-87であった。ブリギーン牧場生産になる他のインテグリティーの娘が、 今年7月のアルゼンチン ナショナル ショウでグランド チャンピオン牛に次いで同クラス2位になった。

     "カウンティーショウ、地区ショウ、州のフェアあるいはワールドデイリーエクスポなど、どのレベルのショウでも末経産や経産クラスに必ずインテグリティーの娘を見つけることが出来ます。今までショウなど出陳した事もない様な家族経営の牧場から4-HとかFFA (フュチャーファーマーズ オブ アメリカ)所属の若者が、インテグリティーの娘牛でステート フェアなどに参加するのを見ると、感激しますし、満足感を覚えます"とセレクトのウイル氏は述べている。

     "インテグリティーは、ショウタイプと同時に泌乳能力も伝達出来る数少ない種雄牛です。 両方の形質に力を発揮する雄は極めて稀なケースです。"とウイル氏が付け加えた。ワールドワイド サイアーズのマイク レイクス氏によると、国際的に人気を博しているのは、彼の体型的な伝達力で、英国ではタイプのNo.1ブルとなり、 日本を初めイタリアやスペインや南アフリカでも人気種雄牛である。

    インテグリティーの息達

     NAAB(全米種畜生産者協会)によると、45頭のインテグリティーの息牛が米国の人工授精所で検定中である。興味深いのは、この4年間毎年10頭づつが検定に掛けられていることで、これはインテグリティーのコンスタントな人気を示すものだ。

     ウエッブ ヴュー イント ボーイ ワンダーETは米国で最初に授精に供されたインテグリティーの息子である。彼は、VG-86 GMD-DOMのサウスウインドの娘を母として生まれ、高い成分量や好タイプが特長。5月のプルーフは、 +1426M  +51P +0.03%  +85P  +0.15% 88%反復率 +2.62体型 +1.78乳器 +1.96四肢。彼の同父母妹は、ヤングサイアの契約が出来ている。シーメックス米国は、フュチュラランド ゾーンET(インテグリティー X エアロスター)を販売しており5月の成績は、 +1807M +50P -0.03% +23F -0.19% +2.73体型 +2.16乳器 +0.50四肢である。

     インテグリティーの息牛を通じてのホルスタイン遺伝改良への貢献度は、あまり大きいとは思えない。又、彼はインデクッスの高い雌牛にあまり使われていないので、娘牛でインデックスの高い牛は少なく、従って種雄牛生産の為の計画交配の対象になる牛は少ないと思われる。 しかし、彼のプルーフには12,000頭の娘の成績が含まれており、彼の人気に衰えが見えないところから、各々の牧場における牝方からのインパクトは極めて大きい。

     "既に10才になるところですが、まるで3才級の様な動きをしています"とウイル氏は評している。彼によるとインテグリティーは、セレクトサイア歴代の種雄牛の中でも精液生産量でベストの1頭である。

     "インテグリティーは、ペデグリーの中にエレベーションが4回顔を出していて、父方と母方にそれぞれ2回づつ交配されている。大変面白いのは、今まで沢山の種雄牛がセレクトの牛舎に繋がれていましたが、独房に佇む姿が他のどの牛よりも、エレベーションに似ていることです。 体全体のバランスの良さ、スタイル、顔を上げている姿、それに彼の態度や品位までも良く似ています"とウイル氏は話している。

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