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  • 日本への旅 ー 第33回岩手県北B&Wショウ/第39回福島県ホルスタインショー/九州バーンミーティング

    マイク ウエスト プロダクト サポート スペシャリスト
    (シーメックス アライアンス)

    Mr.Mike West  日本の酪農産業は、優れた遺伝子と飼養管理によって質の良い牛づくりを行うことで繁栄しています。 これは、今回私が日本へ出張した際に学んだことです。

     我がシーメックスの長年のパートナーである野澤組と共に4月13日から21日まで日本を旅し、 日本の酪農業界と文化を直に体験する機会を得ました。この出張において、私は共進会の審査、バーンミーティングでの指導、 野澤組との意見交換を行いました。

     4月13日夕刻に東京へ到着した私は、14日に野澤組畜産部の山岸黄太氏と岩手県葛巻町へ移動しました。 岩手県北B & Wショウの前夜であったその晩に、主催者及び事務局の方々にお会いしました。 ショウや酪農業界全般に関する考えを話し合う素晴らしい機会でした。そこで、地元の文化や風習を知ることもできました。 滞在中は、この街がいかにエネルギー資源の保護に努力しているかを知り、大変興味深かったです。 「牛乳とワインの地」として知られる葛巻町ですが、他の特産品を試食する良い機会でもありました。 葛巻町は、良質の飲用乳やヨーグルトの生産のみならず、いかに効率良く農業排泄物を利用して、 エネルギー資源に変えるかという素晴らしい例となっています(乳製品は私が滞在したホテルでも販売されていました)。

    岩手県北B&Wショウ 入賞者の皆様  翌15日、岩手県北B & Wショウが開催されました。朝方良好であった天気は、やがて雨、そして雪へと変わり、 出品牛や出品者の技術そして審査員の根気と審査能力が普段以上に問われた一日と言えました。100頭を超える牛が出品され、 入念に準備された非常に素晴らしい牛たちに序列をつけていくことは私にとって大変な喜びでした。 今まで他の海外審査員から日本の牛が優れていること、特にショウにおいて牛がどれほど素晴らしいか話には聞いてきましたが、 未経産の最初のクラスから経産の最後のクラスまでその期待に間違いはありませんでした。
     出品者の皆さんが何時間も費やして牛を準備してきたことは明らかであり、結果として牛の魅力がより引き立てられていました。 ショウは、バランス、乳用強健性、優れた四肢、そして良質で付着の強い乳房を最も持った牛が勝利を獲得しました。 未経産クラスのグランドチャンピオン戦では、並はずれたバランスを伴った4部の牛が、その体の深さ、正確な四肢、 そして足の運びの故に勝利を収めました。経産クラスのグランドチャンピオン戦では、優れた乳用性、バランス、 そして乳房を伴った9部の牛を選びました。

     ショウ終了後、その日の出品牛やショウについて話をする機会があり、各クラスのチャンピオン牛の父がどの種雄牛なのか聞きました。 国内種雄牛の名前と共に、カナダ・アメリカでよく耳にする種雄牛の名前が挙げられたことに私は大変驚きました。 このショウを通してだけでも、日本の酪農家の体型への関心がとても高いこと、そして酪農家の皆さんが世界のトップレベルの種雄牛に注目していることがわかりました。

    パーンミーティング参加の皆様  その後、山岸氏と私は塚本健二氏(野澤組九州営業所)と九州地方を回り、3か所でバーンミーティングを行いました。 各バーンミーティングの趣向は、どのようにして効果的に牛そしてその各部位を評価するか、また、 どのような牛づくりが最も生産的で効率的であるかを酪農家の皆さんと話し合うことでした。 バーンミーティングではまず未経産牛と経産牛を一頭ずつ選び、各部位の理想的な構造を説明していきました。 これは形式ばらない進行のもと行われ、酪農家のみなさんには好きなだけ質問して頂き、 ホルスタイン牛に関する彼ら独自の知識を構築して頂くことを目標としました。その後、未経産牛と経産牛の審査が参加者全員により行われ、 有志による講評もして頂きました。審査の後には、私が推奨する各牛の交配を説明しました。参加者の皆さんの講評は素晴らしく、 日本の酪農家の知識の高さが強調されました。

     17日は佐賀県改良同志会、18日は福岡県改良同志会、19日は熊本県改良同志会の皆さんとバーンミーティングを行いました。 全てのミーティングにおいて牛はショウに出品される時同様に入念に準備されていました。 ここでバーンミーティングに協力してくださった皆さんにお礼を申し上げます。

     九州滞在中には他の牧場を訪れる機会もあり、各牧場の質の良い牛を拝見し、その遺伝子に感銘を受けました。 今回の九州への出張は、参加者の皆さんにとっても野澤組にとっても、そして私にとっても大変充実したものであったと思います。 北米の酪農事情や種雄牛について議論し、それを奨励するのと同じく、酪農家の方々と経営や改良について話をするのは私にとって大変素晴らしい機会です。

     4月20日、私と山岸氏は福島県ホルスタインショウの審査のため福島県へ移動しました。 ショウの前夜、私は山岸氏、岸上裕司氏(野澤組畜産部)と共にショウの主催者の方々にお会いし、日本の伝統料理を頂きながら色々な話をしました。 日本の慣習的な温泉旅館に宿泊し、日本料理を堪能するのみならず温泉のゆったりとした雰囲気を十分楽しむことができました。 これは誰もが体験すべきものではないかと思います。

    福島県ホルスタインショウ 入賞者の皆様  翌21日、私は福島県ホルスタインショウを審査しました。このショウもまた素晴らしいものでした。 岩手県北B & Wショウ同様にここでも牛は十分準備されており、皆さんのリードも上手く、こうしたショウで審査を行えることは大変名誉なことでした。 未経産のクラスを始め経産の最後のクラスまで大変素晴らしい牛が揃っていました。 1部でチャンピオンとなった牛は、リングに入ってきた瞬間から、私の脳裏にその印象を強く焼き付けました。 彼女がグランドチャンピオン戦のリングへ再び入場してきた時、彼女は更に良い牛に見えました。 この未経産牛の父はウェイドとブレーデール ジプシー グランドの交配により生まれたブレーデール ブレードで、 彼女は北アメリカのショウで勝利を数多く収めている200h3205ゴールドウィンの魅力的な娘牛達を思い起こさせました。 この魅力的な未経産牛には欠点が無く、極めて美しい乳用性が彼女をジュニア グランド チャンピオンへと導きました。 グランド チャンピオンには、特筆すべきバランス、正確な尻、究極の乳用特質を伴い私の賞賛を独占したルドルフの娘が選ばれました。 素晴らしい質を伴った牛が各クラスに揃ったこの様なショウにおいて、グランドチャンピオンを獲得できることは大変名誉な事でしょう。

     今回のショウではジュニア リードマン賞というもう1つのクラスが設けられました。これは順位をつけるのが一段と難しいクラスでした。 参加した子どもたちは皆、大変充実した時間を過ごしており、彼らが次世代の酪農家になっても尚その気持ちを持ち続けるだろうと私は確信しています。

     今回の日本での経験は、私には忘れられないものとなりました。 牧場、牛、そして酪農家の皆さんとの出会いは、他ではなかなか見られない素晴らしいものでした。 日本の酪農業が生産者とその関係業者の支援の下今後も力強く繁栄していくのは確かです。

     最後に、今回このような大変名誉な機会を与えてくれた野澤組と畜産部部長の吉田修一氏に感謝いたします。 また、ショウやバーンミーティングで通訳を務めてくれた山岸黄太氏にも改めてお礼を申し上げます。 次回また皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

     追伸:次号では、私の『各種雄牛の娘牛達の特徴と推奨交配』レポートをお届けする予定です。ご期待下さい。

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